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生きているんじゃない、生かされているんだ①

 

わたしの病気についてお話します。

 

今思えば、20代前半のころから症状が出始めていました。

 

手足がかすかに痺れる、片頭痛、光が眩しい、肌荒れ。

 

手足は整形外科、頭痛と光は頭痛外来、肌荒れは皮膚科に

 

それぞれ長年通うも良くならず。

 

 

 

27歳の冬、寝起きに手足の関節が動かし難い感覚。

 

冬の寒さ故なのか?5分も経てばいつも通りになるし、と

 

あまり気にかけていませんでした。

 

しかしこの寝起きの不調は夏になっても続きました。

 

そのことにも慣れてしまいそのまま冬になり、年末のこと

 

ガラガラと音を立ててわたしの体は壊れていきます。

 

 

 

指はパンパンにむくみ赤黒くなり、指先の感覚は鮮明でなくなりました。

 

毎日疲れが酷く、仕事に行くのがやっとでした。

 

そんなある日電車に乗ろうと走った時、決定的な異変を感じました。

 

夢の中で走って、思うように前へ進めないあの感覚

 

え?これは現実だよね?混乱しました。

 

頭の中でイメージしている動きに体が全くついてこない。

 

その後、呼吸が不安定になり、排泄のコントロールが上手くいかなくなり

 

あっという間に自分の意志で手足を動かせなくなりました。

 

 

 

その間、ただのんびりしていた訳ではなく

 

小さなクリニックは勿論、結果的に総合病院3個所に通いました。

 

総合病院では様々な科をまわり、様々な検査をし、

 

最後は何故かどの病院でも精神科にたどり着くコース。

 

 

 

体調が悪い中がんばって通院をして、どの病院でも精神的な問題だ、と

 

立て続けにそういわれてしまうと、本当にそうなのかな。。。

 

自分ではそんな風に感じていないけれど、何かがあるのかな。

 

なんて精神病を受け入れ始めてしまったり。

 

(そういえば当時、オーブンで手首を火傷していた。

 

まさかリストカットと思われていた?

 

いや流石にそれだけで精神病にはして貰いたくない。笑)

 

 

 

通院していた数か月の間に症状はみるみる悪化し

 

わたしはもう横になって呼吸に集中するのがやっとだった。

 

呼吸で精いっぱいなので話すこともできない。

 

話すのには意外と肺のパワーが必要なのだと知った。

 

「精神病でいいよ、もう何でもいいよ、ベッドに横になっていたい」

 

あまりに苦しくて、自分から何か他のことをしようという力は

 

残されていなかった。

 

こうして生き物は死んでいくのだと思った。

 

 

 

つづきは次回♡